教育勅語を研究!とりあえず100回書いてみた!!

<出典:wikipedia

最近、重要なことに気がついた。
教員をやっていたくせに、教育勅語について全く分からない。
そこで、教育勅語を調べてみることにしました。
ついでに「暗証するほど読め」とあったので、100回書いて読むことにしました。

調べて書いて・・・、そこで分かったことは。
ん~。
一言では言えません^^;
が、とりあえず、いくつか分かったことを簡潔に紹介するので、教師になる人は(そうでない人も)ぜひ一度読んでみてください。

教育勅語はこうして生まれた!

明治になって10年。
欧米文化に圧倒された人々は、今までの日本を否定し、言葉も宗教もマネしはじめます。
教育現場からは伝統的な教養や文化が排除され、道徳や国語の教材まで外国の書籍の翻訳となります。
エリート校では英語さえ教えれば良いという風潮になり、日本人は自分たちのことを劣等民と見るようになってきます。

当時29歳だった明治天皇は、この状況に危機感を覚え、政府首脳に日本人道徳の必要性を指摘。
明治15年に、教育勅語の作成が開始されました。
教育勅語作成の任を受けたのは井上毅。
幼少の頃から「四書五経」などを学び、西洋の文化や制度は日本に合わせて取り入れようとした人物でした。

井上毅は、教育勅語作成にあたり、日本の歴史を研究しなおします。
そして、日本では昔から「しらす」による統治がなされていたことを知ります。

<しらす>

「知る」が語源の言葉。
天皇は民の心(喜び、悲しみ、願いなど)を知り、自分に写す。
また、天の心も自らに写す。
これを「しらす」という。
天皇は自己を無にして「しらす」につとめることで徳を示し、国が成り立つ。
天皇の徳に対して、国民は忠・孝を実践し、国が一つにまとまる。

※天は他の宗教でいうところの神であったり、アミニズムでいうところの万物に宿る霊の源であると考えられます。

「しらす」の考え方を知った井上毅はこれをもとに教育勅語の作成を開始。
以下の点に配慮して作り上げました。

・宗教の自由を侵さない
・政治事とは分ける(ドロドロした思惑から遠ざけるため)
・古今東西不変の道徳を説く
・天皇の言葉としてふさわしいものにする

<出典:教育勅語と現代語訳

教育勅語が発布されると、次第に評論家が自己流の解釈をはじめます。
これに対し、井上毅は「まずは何回も読んでほしい。暗唱するほど読むことで自ずと真意は伝わるから」といった内容の言葉を残し、明治28年に亡くなります。

その後、教育勅語は小学校の教育で使われ、日本人の精神の軸となり、日本発展に貢献します。
そして、欧米各国でも絶賛されます。
しかし、第2次世界大戦で日本が負けると、日本弱体化政策により教育勅語は廃止され、悪評をつけられてしまいました。

100回書いてみて分かったこと

「まずは何回も読んでほしい。暗唱するほど読むことで自ずと真意は伝わるから」(解釈する前に勅語を勅語として語らしめよ)
ということだったので、とりあえず毎日一回。
合計100回書いて、読んでみました。

そこで分かったことは・・・。

100回書いたけど、まだまだ分からないことだらけ!!
ということ(笑)

徳の意味することも、孝の意味するところも。
井上毅がどのような意味をこめて使用したかが見えません。
おそらく、儒学を学ばないと分からないと思います・・・↓
現代語訳にちょっとした意味なら載っていますが、おそらく井上毅が込めた意味としては全然足りていないでしょう。

また、現代語訳で特に疑問に思うのは、「独リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス」 のところ。
現代語訳は、「皆さんのような今ここに生きる忠実で善良な国民だけのためになされることではなく」 になっていますが、なんとなく違う気がします。

ただ、一応、これを暗唱した国民たちがどう感じたのかは、なんとなく分かってきました。

特に重要なポイントは、最後に出てくる「庶幾フ(こいねがう)」

これを、外から客観的に分析する評論家は、「天皇の言葉だから、いくらこのような言葉を使っても命令と変わらない」というような、ナンセンスな発言をしたりします。
しかし、この言葉にこそ「しらす」による統治の考え方が現れています。
国の統治者という身分の方が、国民に対して「庶幾フ」んです。
これを暗唱した国民はどのように感じるかというと、「天皇の徳に応えよう!」「教育勅語を実践しよう!」と思うのです。

こうして、国が一つにまとまり、その後の国難を乗り越えることに繋がったのでしょう。

現代は拝金主義が蔓延しており、損得にばかり目が行くようになりました。
今こそ人間の精神を鍛えるため、新たな教育勅語が必要なのかもしれません。

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