数学教師の苦悩。論理的思考を鍛えるのは夢のまた夢

私は現在、高校生に数学を教えていますが、最近、大きな問題が発生してしまいました。

「生徒が授業中、考えることを放棄する。
その結果、どんどん数学が分からなくなり、さらに考えなくなる。」

この悪循環が加速しているのです。

【生徒状況】
・もともと勉強が苦手な子が多く、中には分数の計算でつまずく子もいる
・体調不良で休む子も多く、4分の1は前回の授業にでていない
・精神的に不安定な子も多い

はじめは、一斉講義の授業をしていましたが、2次関数に入り”?”を浮かべる子が増えました。
そこで、考えるところをを減らし、暗記で済ませるところを増やしましたが、なかなか効果が上がりません。
計算の数をこなせば、因数分解を乗り切れるかと思いましたが、「疲れた!!」といって、数問で手が止まってしまいました。
ならば問題数を減らし、グループで教えあう形にしようと思いましたが、気がつくと半数がボーっとしていました。
これも、頭を使うと疲れるからだそうです。

正直、がっつり理系の脳である私は、「考えると疲れるなんて、ぬるいこと言ってるな!」とも思いますが、
中学校の勉強を暗記で乗り切った子たちには相当しんどいようです。
自分で考えることをやめた生徒に、どう数学を教えるか・・・。
今、非常に困っています。

とりあえず解決策・・・、と思われる方法

少人数相手なら、比較的簡単に解決できます。
生徒のレベルに合わせた計算問題をひたすら解かせ、”達成感”を積み重ねていくだけで大丈夫です。
掛け算が苦手なら100マス計算からやれば良いし、連立方程式が苦手ならまずはそこを集中的にやれば自信がつきます。
自信がつき、計算に余計な思考を使わなくなれば、新しい考え方もすぐに入ってくるようになり、どんどん数学が上達します。

しかし、今回は、数十人を相手にしているうえ、カリキュラムも決まっています。
のんびりやっていては間に合いません。
このままでは、卒業のために必要な単位取得も厳しくなってしまいます。

もしかしたら「テストのための暗記をさせるべき段階」にきているのかもしれません。
数学で、思考力を鍛えられるのに、それをせずに、使いもしない計算の暗記をするなんて、ものすごい時間の無駄ですが仕方ありません。
数学教師としては悔しいですが・・・。

あらためて、小中学校のときに宿題で出た計算問題の反復練習が重要だったことを実感しました。
さて、明日から、どうやって数学を教えようか・・・!!

 




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