【教師生活】生徒が悩みを打ち明けてくれない…。理由を考えてみた。

通信高校の非常勤講師として働き始めて1年。
生徒ともそれなりに仲良くなったように思います。
しかし、私が生徒の悩みを聞いたことはほとんどありません。
ほかの先生たちは、よく悩み相談にのっているのに…。
苦しんでいる生徒を見てもうまく手を差し伸べられないのは、なかなかに辛いです。
正直、どうしたらいいか全く見えないけど、自分なりに現状を考えてみました。

1、共感力が足りない

考えてみると、私は中学生になったころから自分を律することを求められてきました。
当時の私は、家庭の事情で無意識に感情をコントロールしなくてはいけないと感じていたようです。
当時はよく「弱い人間は感情のまま動けるから良いなぁ」なんてことを思っていました。
高校生になると、家庭環境からより精神的に強くなることを求められました。
それもあって誰かに相談することが苦手で、中学生、高校生のときは誰にも悩みを打ち明けることはありませんでした。(大学生以降もほとんどありません)
一度だけ、どこからか事情を聞いた担任の先生が、「まだ高校生なんだからそんなに抱え込むな」なんてことを言ってくれて泣きそうになったけれど、“強くある”ことが当たり前だったため、そのあとはいつも通り過ごしました。

そんな育ちかたをしたからか、相手が悩んでいるときになかなか共感して聞いてあげることができません。
「それは辛かったね」
その一言がなかなか出てきません。
ゆっくりじっくり寄り添って聞くことができず、つい何かを言ってしまいます。
正直、今でもどうやったら共感してあげられるか分からず、摸索しています。

2、教育方針が「生徒に強さを身につけてもらうこと」

より多くの人が幸せに生きていけるようになるには、どうしたら良いか??
そんなことを考えたとき、「強くなければ大切な人を守ってあげられないのだから、精神的に強い人が増える必要がある」なんて思いました。
(ただ単に自身が“強くある”必要があったためかもしれませんが)

一人一人に強くなってもらいたい。

普段そんな思いで生徒に接しているため、なかなか私に向かって弱音を吐けないのかもしれません。
この記事を書いていて思いましたが、普段「腎臓の病気の関係で、フルタイムで働けなくてさ~!!」なんて笑って話している人には相談しづらいかもしれません(汗)
ただ、これはこれで「あぁ、病気でも普通に笑って生きていけるんだ」ということを見せたいので、これからも言い続けていくと思いますが。

まとめ

話をじっくり聞けるようになりたくて、『カウンセラーの聞く技術』などの本も読みましたが、なかなか上手くいきません。
自分の根本が変わらない限り無理なのかもしれません。
今後どうしていくべきか。
まわりの先生たちに相談しつつ、悩みを打ち明けやすい人間になれたら、と思います。

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