スポーツインストラクターとして運動を教えているため、指導内容の確認ができるようにブログに記載します。
体育の授業にも活かせるので、参考にしてみてください。
※指導内容が増えるたび書き足していく予定。
【基本的な考え】
・小学生までになるべく神経系を発達させたいので、様々な動きをさせて、コーディネーション能力を身につける
・準備運動&アップ(10分)→コーディネーションor短距離走(20分)→専門種目(30分)
・子どもが飽きたり、ふざけたりしないように、一つの内容は5分程度にしテンポよくやる
・指導ポイントは1回の動きに対して1つ。ポイント説明→すぐ実践→追加のポイント→すぐ実践を繰り返す
・水休憩をたくさん挟み、その間に道具の準備などする
・楽しむためのファンゲームを間に挟む
4、【バスケ】ボールハンドリング<5分>
ボールに慣れる
初心者向けにまずはボールの感覚に慣れてもらう。
左右の手で交互にボールをタップ。
指先でボールをはじくようにして10回。
次に、左右の指先でタップしながら頭の上に持っていき、続いて足元に持っていく。
タップのあとはボールをお腹の周りを1周させる。(反対周りも)
できたら、頭、足の周りも1周させる。
小学2年生なら、以下のボールが良いと思われる
ボールキャッチ
両の掌で大きなおにぎりを作るようにして、ボールを持つ。
そのまま、地面に1回ついて取る。
徐々に強くつくようにしながら、これを繰り返す。
パスキャッチと同じ形なので、これを正確にできるようにしておきたい。
5、【バスケ】ドリブル<5~10分>
ドリブル
①片手ドリブル
まずは片手でドリブルする。
「パチパチ音がならないのが良いな~。そう!ボールを押すようにね!」
「おじいちゃんみたいに腰が曲がってると、速く動けないよね~」
など声掛けをしながら、ドリブルに慣れさせる。
できるようになったら、以下の点を意識してやってもらう。
・強く押す
・長くボールを触る
・やわらかいボールタッチにする
・パワーポジション
③左右交互につく
両手でV字のドリブルをすると強くつけなくなる児童がいるので、強くつくように指導する。
レベルを上げたければ、足の下を通したり、ボールを2つにしたりしても良い。
ゲーム ボールキープ
技術的なものばかりだと飽きるので、ファンゲーム。
先生に取られないように、ドリブルしながら逃げてもらう。
2~3回繰り返し、どうすると取られにくいか発問する。
コーンよけ
①コーンを散りばめておいて、コーンや友達にぶつからないように歩き回る。
できる子は軽くジョギングしながら。
②先生が邪魔をする
③先生が取りに行く
④取られない工夫を考えさせて再度チャレンジ(相手に背を向ける、手で押さえるなど)
線の上ドリブル
ずっとゴールのほうを見ながら、体育館にある線の上をドリブル。
緩急をつける、フェイントを入れるなど、自分で工夫できるように促すのがポイント。
ジグザグドリブル&ボールキャッチ
テニスボールのような弾むボールを前方に投げる。
2バウンドするまでにジグザグドリブルをして、ボールをキャッチしに行く。
コンタクトトレーニング
2人組になる。
1人はドリブルしながらオフェンス。
もう1人はディフェンス。
オフェンスはパワーポジションでドリブルしながら、肩で相手を押して前へ進む。
時々、一歩引いて相手と隙間を作る。
詳しくは動画で。
コンタクトトレーニング 2
上記のコンタクトトレーニングをより試合に近づけるため、選択肢を与える。
「押して、押して、押して~」のあとに
①一歩引いてシュート
②一歩引いてドリブルで抜く
③一歩引いてパス
④回転して相手を抜く
⑤回転して抜くふりをして正面から抜く
⑥一歩引いてシュートする振りして、ドリブルで抜く
ミラーリングドリブル
先生のマネをしてドリブルする。
6、【バスケ】パス<5~10分>
パスに慣れる
ボールに慣れていない児童は、パスをキャッチすることが難しい。
なので、最初は両手で地面にボールをついた要領で、バウンドパスをキャッチする練習。
キャッチができたら、2人組でバウンドパス練習をする。
パスキャッチと同じ形なので、これを正確にできるようにしておきたい。
ゲーム コーン倒し
コーンを倒す人と、守る人に分かれる。
ボールを持ったままいくらでも歩いて良いので、相手を振り切ってコーンを倒すようにする。
詳しくは参考URLの動画で。
パスバトル
コーンを3つ、三角形になるように置き、真ん中にリングを置く。
2人組を作り、片方はボールをリングにバウンドさせて、どちらかにボールを出す。
受け取り手は、ボールをキャッチするが2バウンドかキャッチミスをしたら負け。
詳しくは下の動画から。
バード・アイ・エクササイズ
2人組で3メートルほど離れて背中合わせ。
相手を見ないでボールを投げる。
ボールをキャッチする側は、ワンバウンドでキャッチ。
これにより、俯瞰力を高める。
反応パス
2人でボールを持つ。
片方がバウンドパスをしたら、もう一人は空中パス。
空中パスしたらバウンドパスをする。
片足ドリブル&パスキャッチ
2人組で、片方は片足立ちでドリブルしながら、パスをもらう。
ペアとなった人は、相手が取りやすいようにパスする。
ゲーム 先生よけパス回し
3~4人一組となり、広がる。
真ん中にいる先生に取られないように、パスを回す。ドリブルは禁止。
基本的に動くのもなし。
最初は、先生はあえて片方のパスコースを空けておくが、慣れてきたらレベルアップしていく。
7、【バスケ】シュート<5~10分>
ゴールに入れるのが好きな子は多い。
なので、必ずこの時間は設けたい。
「おにぎりの形でもってシュートしよう」
「ジャンプしながら全身で打ってみよう~」
この2点だけ意識すれば、最初は問題ない。
2年生だと小学生用のゴールは高すぎてフォームが崩れるが、子どもはシュートを楽しみにしているので、5分で良いから取り入れたい。
バランスシュート
ボールを持ったまま、90度または180度回転してシュート。
試合中、身体が流れながらシュートするのを防ぐ。
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