間違った「個性を見つけろ!」の言葉を信じ、苦労する若者達!!

「平等」の言葉とならんで、無理解のまま使われているのが「個性」の言葉。
この言葉をグーグルで検索すると、次のように出てきます。

【個性】
1、他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性。
2、個体に特有の性質。

個性という考え方は、もともと日本人に馴染むものではありません。
そのため、多くの若者は「個性を探す」ことに苦しみ、「自分探しの旅」に出てよく分からずに帰ってきます。

個性とは本来どんな意識で生まれた言葉なのか??
また、なぜ日本人に合わないのか??

それぞれ見ていきましょう。

個性が求められるわけ

一昔前まで。
仕事の多くは製造業でした。
そこでは、とにかく同じものを正確に速く作ることが求められました。
そんな仕事に、個性はいりませんでした。

しかし、現代は科学技術や発想が価値を生み出す時代。
他と同じでは、大きな価値を生み出すことができません。
そこで、個性が重要だといわれるようになり、各自が個性を探すようになりました。

個性なんて見つからない

「元気の良さなら○○くんだし、頭の良さなら△△さんだし、コミュニケーション能力なら××くんの方がいいし。
まして、日本一だっていえるものなんてない。
オレって、あんまり個性ないかも。」

個性を探し始めた若者が最初におちいるのがコレだと思います。
「自分の個性はコレだ!!」と言い切るには、ライバルが多すぎるし、強すぎます。
そして、自分に自信をなくしていきます。
でも考えてみたら、個性を探しても見つかりにくいのは当然かもしれません。
世界の人口は70億人。
70億人のなかで1番になるものを持っている人なんて、ほんとに一握りしかいません。
なのに「個性を探せ」なんて、酷な話です。

日本人なら縁起のなかで個性を発揮しろ

個性を探すのが難しいのは、欧米の考え方の「唯一絶対の神の前に人間はみな平等」と「個人主義」と「グローバル化」があいまって、自信を持って強みと言い切れないためです。
ならば、もともと持つ日本人的な考え方に立ち返ってみましょう。

日本人の多くは、つながりや和の精神を大事にします。
すると、集団の中でそれぞれ得意不得意がでてきます。
学校で1クラス30人の中で見たら、「数学が得意な子」「運動が得意な子」「ムードメーカー」「細かい作業が得意な子」など様々な子がいます。
この集団でみたら、それぞれ十分に個性と呼ぶことができます。

仕事でも同じです。
パソコンにあるデータを入力しなくてはならず、誰かに頼むとします。
そんなとき、頼む相手は誰でしょうか?
”社内の中で”早くて正確にできる人ではないでしょうか。
さらに言えば、役職についておらず、時間の都合をつけやすい人ではないでしょうか。
この場合、頼む相手は間違いなく「データ入力が得意」という個性があります。
日本中探せば、もっと得意な人は五万といるのに。

結局のところ、何が「個性」になるかは、所属する集団によって違います。
なのに、それを切り離して「個性を探せ」といっても、見つかりっこありません。
仮にあなたが、「個性を見つけろ」と言っているのであれば、少し考え方を変えてみてはいかがでしょうか?




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