座学で高校体育・授業案⑧ ~バスケで考える技能と戦術~

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技術

 課題を解決するための合理的な動かし方。

 一定のルールの下で、多くの点をとったり、記録を達成したり、優れた演技を表現したりすること。

 例) 〇陸上、走り高跳びの課題 → より高く跳ぶ
    〇合理的な身体の動かし方(=技術) → 背面跳び、はさみ跳び、助走、踏切、空中姿勢、着地 

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技能

 技術を練習することによって身についた能力

 〇練習によって習熟していく必要がある

 〇習熟状態によって低いレベルから高いレベルまである

 例)
 バスケットのフリースローを練習。
 たくさん練習することで、シュート率が高くなっていく

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技能に応じた練習

クローズドスキル

 安定した環境の中で用いられる技術

 例)陸上競技、水泳、体操競技、バスケのフリースローなど

 <練習方法>

 速さ、正確さ、安定性、効率性などを目標に、同じ条件で繰り返し練習する

オープンスキ

 絶えず変化する状況下で用いられる技術

 例)球技や武道など

 <練習方法>
 ①クローズドスキルと同様の練習
 ②変化する状況の中で解決すべき課題を設定して練習する

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戦術・作戦・戦略

戦術

 状況判断→技能を選択・発揮・組み合わせるための合理的な方法
 「もし~ならば、~する」

 <戦術の種類>
 〇個人戦術
  個人に関わる行動のしかた
  例)バスケのオフェンスでまずはシュートを狙う→からのドリブルorパス
 〇グループ戦術
  集団にかかわる部分的な連携的行動のしかた
  例)バスケのオフェンスで、スクリーンをかけてプレーしよう
 〇チーム戦術
  チームに関わる連携的行動のしかた
  例)速攻主体のバスケチームにしよう!
 

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作戦

実際のゲームに先立ち、見方や相手チームの特徴を分析

 →どのような戦術を適用するのか、あらかじめ計画を立てておくこと

戦略

 技能を高め、競技会で最高の成績を上げるための長期的方針

 ・体力トレーニング
 ・技術・戦術の練習内容
 ・スケジュール
 ・選手の起用のしかた

※ 「長期間」という点で戦術と区分されている

技術、技能、戦術、作戦、戦略の観点から、なにをすべきか考えるため、試合をさせてみたら・・・。

戦術の前に、技能が足りないのが良く分かった。

目指すべき姿はどんな感じか。

中学トップレベルの試合を見て考えてみる(3分程度)

まずは、各個人に技能を身につけさせる練習をする。

身につけた技能をもとに戦術を考える。

今後に向けて戦略を考える。

そのうえで参考にしたのが、さっきの試合の相手チーム。

3ポイントの成功率が高いと、オフェンスがだいぶやりやすくなる。

目指すはコレ。

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