身体の機能が落ちてきた。体調不良の日が増えた。
そんなとき、医者に「運動習慣をつけてください!」と言われたら、どうしますか?
できれば効果的な運動習慣を身につけたいですね。
そこで、今回は、トレーニング理論と関連する言葉を学んで、実際にトレーニング計画を立ててもらおうと思います。
国際的には、思考もトレーニングの一つとなっていることです。
イメージトレーニングやメンタルトレーニングもコレですね。
ずっと入院していて歩けない。
そんな人が毎日歩く練習をすれば歩けるようになる。
運動能力がアップする。
ただ、みんなが、毎日歩いていても運動能力はアップしない。
すでにそれはできるから。
腹筋をやったらどこの筋肉がつく?
当然腹筋だけ。腕に筋肉はつかない。
これを難しく言うと、「特異性の原理」となります。
高校に入って、体育の授業であまり身体を動かさなくなった。
久しぶりに信号まで走ったら、息切れが凄い。
コレは、トレーニングをやめたから運動能力が落ちたということ。
だから、能力を維持するにはトレーニングを続けることが大切。
バスケをやるのに足首の柔軟性をばかり高めても意味がない。
それどころか、可動域が広がり安定しにくくなるので、ケガしやすくなる。
40歳男性。
最近運動してないけど、地域の運動会。
急に思いっきり走ると、ケガをする。
個人の特性に合わせてトレーニングをしないと、効果がなかったり、ケガをしたりする。
腕立てしてるときは、腕のどの部分が鍛えられているか意識。
これをすることで、効果がアップする。
体力には行動体力と防衛体力があります。
行動体力は簡単に言うと、どれだけ動けるか。
防衛体力は、体調をどれだけ良い状態で維持できるか。
それぞれ、身体的要素と精神的要素があるので、分けてみてください。
身体的ストレス耐性とは、頭痛や目の疲れ、不眠、騒音などです。
精神的なストレスは、抑うつや不安、イライラなどです。
防衛体力が弱くなると、行動体力も落ちます。
病気で動けなくなったら、なかなか運動できないから当然ですよね。
面白いのは、行動体力がアップすると、防衛体力もアップします。
たくさん動ける人は、ストレスに強くなるんですが、その理由はいくつかあります。
例えば、筋肉自体にストレスで生じるホルモンを減らす作用があるので、筋肉が多いに越したことはありません。
また、息が上がるほどの運動をすると、心房性ナトリウム利尿ペプチドが分泌され、不安を抑えてくれます。
運動後は、コルチゾールを調整するホルモンが出て、ストレスで押さえつけられていた免疫機能を復活させることができます。
なので、「調子が悪い」とか「メンタルがもろい」の原因は、実は行動体力が落ちているからだったということがあります。
続いて、チェックしておきたい言葉は、筋力です。
筋力には、速筋と遅筋があります。
イメージするのは白身魚と赤身の魚。
タイやヒラメなどの魚は、普段あまり動かず、必要な時に素早く動きます。
この筋肉が多いと、瞬発的な動きが得意になります。
一方、回遊魚と呼ばれるマグロやカツオは、常に泳ぎ続けています。
この筋肉が多いと、持続的な運動が得意になるので、マラソンや水泳で活躍しやすいです。
人間には、両方備わっていて、その比率は人によって違います。
なので、人によって得意種目も違います。
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