ネフローゼ&IgA腎症の治療経過。2度目のパルス療法とリツキサン

病気についてしっかり書いたのは、この記事くらい(⇒微少変化型ネフローゼとの10年間
それまでは、完全に回復を目指していたので、あまりブログで触れてきませんでした。
でも、「せっかく」ほかの人が経験してないようなことをしてるのだから、これからは積極的に紹介していこうと思います。

微少変化型ネフローゼとIgA腎症の合併症で入院したのが10年前。
当時は1週間で10キロ以上むくんで、緊急入院となりました。
血が通らず潰れてしまった血管に無理やり注射し、点滴でアルブミンを追加。
続いて利尿剤で、無理やり尿素を出して、ステロイドによるパルス療法。
無事に尿たんぱくが落ち着いたら、徐々にステロイドを減らして…。
と思ったら、仕事に復帰して1か月で再発。
再度、大量のステロイドを投与するパルス療法。
それに加えて、シクロスポリンの投与開始。
薬漬けの10年のスタートでした。

10年間、尿たんぱくを測りながら、ステロイドの量を減らしたり増やしたりを繰り返し、ここ3年ほどはステロイド5mgとシクロスポリン100~150mgに落ち着いていました。
しかし、昨年8月くらいから仕事のストレスと長時間労働が影響したためか、(たぶん)感染症にかかったようで、1月初旬に尿たんぱくが増加。
ずっと1+だったのが、4+になって下がらなくなってしましました。
2月はじめにステロイドを10mgに増やしてみたものの、1か月たっても変化はなく。
今回、入院して集中的に尿たんぱくを抑えることになりました。

入院して最初に提案されたのはリツキサン。
もともと、ステロイドを点滴で3日間打つパルス療法の予定でしたが、今までと同じよりも別の方法のほうが改善する可能性があるとのことで、治療法が変更されました。
統計データが少ないので、偉い先生たちが議論して決めたようです。
調べてみると、たしかに効能に難治性ネフローゼ症候群といものがありました。

入院して実際に打ってみましたが、思ったほど副作用はありませんでした。
8時間ほどかけて投与した後、すぐに頭痛がきましたが、耐えられないほどではなく、一晩眠ったら治りました。
で、肝心の尿たんぱくの減り具合ですが、正直イマイチ効果が出ませんでした。
どちらかというと、塩分&タンパク&水分制限による腎臓負担の軽減で、微妙にマシになったかな~というレベル。
まぁ、あくまで1サンプルの主観的な意見でしかないですので、何とも言えませんが。

リツキサンの点滴をして、1週間の入院で様子見した後、無事に退院。
その後また1週間たって尿たんぱくを調べましたが、4+のまま。

そこで、パルス療法をすることになりました。
10年前は1か月間入院したパルス療法。
今回は、通院3日間でオッケーとのことでした。
よく分からないけど、前回は最初だから慎重に進めたんだとか。
あと、感染症が一番の敵なんですが、今はコロナでみんな気をつけてるので、逆に安心なんだとか。

こうして、無事3日間の点滴を終え、1週間たったので、今日その結果を聞きに行ってきます。
良くなってるといいんだけど・・・。

 

【追記】
本日の診療結果は良好。
尿中タンパククレアチニン換算値は0.06g/g・CREで、尿たんぱくは(ー)。
ここ4か月ほど1.20g/g・CRE越え。(4+)だったことを考えると、先週のパルス療法がばっちり効いたようです。
明日からは、シクロスポリンは100mgを維持してステロイドを9mgに減らしていきます。

 

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